• 堀江昌史

冬至には「ん」のつく食べ物を食べよう


 冬至には「ん」のつく食べ物を食べると良いと言います。湖北では「砂おろし」といって、この時期に1年間で体内にためた良くないものを出すために、こんにゃくを食べる習慣があるそうです。  原料のこんにゃく芋はサトイモ科の球茎で、春に植えて秋に収穫します。「生子」と呼ばれる種芋を植えて1年目は拳くらいの大きさです。それを3~4年、植えて収穫してを繰り返し、写真のような重さが1㌔ほどある大玉に成長します。イノシシも手をつけないほどアクが強烈で、獣害の心配はありません。  加工には、大玉に成長した芋を使います。肌の弱い人は素手で触るとかぶれてしまうので、手袋を着けて作業をします。こんにゃくの作り方は色んな方法があるそうですが、私が教わった方法は簡単。  生芋400㌘をミキサーにかけ、2㍑の湧き水と一緒に煮込みます。かき混ぜたときに鍋の底が見えるくらい固まってきたら、炭酸ソーダを加えて一気に混ぜあげ、型に流し込んで固めます。一晩置き、沸騰させた湧き水で1時間ほどアク抜きをすれば完成です。  私は出来立てを刺し身にして、手作りの柚子味噌をつけて食べるのが好き。でも、寒い日にはやっぱりおでん。畑から大根を抜いてこようかな。皆さんも「ん」のつく物をたくさん食べて、温かく過ごしてくださいね。(2018年12月・朝日新聞滋賀版)

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